こんにちは! 瀬名那奈世です。
今日は小説のお話。
小説を書いていて「上達したいなー」と思うことはありませんか?
もっと速く書けるようになりたいなーとか、
もっと長く書けるようになりたいなーとか、
苦手なパート(私は起承転結の『承』が苦手です)を克服したいなーとか……。
そういう人には一度完結させた作品を推敲することをお勧めします。
これは私の体験談なのですが、同人誌を作るために中編を二本推敲したら、新作執筆のクオリティが上がりました。
どうしてかな? と考えてみたので、「小説をもっと上手く書けるようになりたい!」という人はぜひ最後までお付き合いください!
〇小説が上手く書けない理由
そもそもどうして小説が上手く書けないんでしょうか?
「上手く」といっても人それぞれですが、私が日々感じているのはこの3点です。
①シーンが膨らまなくて文章が短くなってしまう
②同じような表現ばかりになってしまう
③なんだかよくわからないけど、しっくりこなくて筆が止まってしまう
①は、逆に「だらだらと文章が長くなってしまう」という人もいると思います。
②は共感できる人も多いのではないのでしょうか。
③は絶望的ですね……。でも大丈夫! 完結させた作品を推敲することで、人それぞれ原因と対処法が見つかります。
〇推敲をしたら……
さて、推敲をして①~③がどう変化したかというと……
①シーンが膨らまなくて文章が短くなってしまう
→どれくらいのテンポ感で地の文を書けばいいのかが掴めてきた!
②同じような表現ばかりになってしまう
→言い換え表現の知識が増え、自分なりの文体ができてきた!
③なんだかよくわからないけど、しっくりこなくて筆が止まってしまう
→「書くべきことを見失っている」のが原因だとわかった!
→「既に書いた部分を見直してキャラ設定や展開を整理する」と続きが書ける!
どうですかー? いいことばっかり!
推敲したくなってきたでしょう?
〇どうして推敲すると小説が上手に書けるようになるの?
推敲とは、一般的には完結させた作品のクオリティを上げるための作業です。
ではなぜ、推敲をしたことで新作の執筆まで上達したのでしょうか。
それは、【上手に書くためのポイントが掴めるから】だと思います。
じっくり一つの作品のクオリティと向き合うことで、私たちの頭の中には、「こういう時はこうすればいいんだ!」という
対処法=上手に書くためのポイント
が蓄積されていきます。
上手に書くためのポイントは、一度掴めれば他の作品にも応用できます。
知らない場所に行くとき、最初は地図を見て迷いながら目的地を探しますが、一度道を覚えてしまえば次からはスムーズにたどり着けますよね。
それと同じような感覚だと思いました。
〇小説の上達方法として推敲がおすすめな理由
最後に、この方法のおすすめポイントを紹介させてください!
それは、自分の文章のスタイルに合った『上手に書くためのポイント』が確実に見つかることです。
『小説の上達法』というと「お気に入りの作品を模写しましょう」「本をたくさん読みましょう」など言われますが、「結局どれが自分に合っているんだろう?」と思うと手が止まってしまいませんか?
その点、『推敲』とは『自分の作品をよりよくすること』です。
つまり、自分の作品の推敲を自分でしっかりできれば、第一稿を書いた時の自分よりも確実に成長することができるはずなのです。
「小説をもっと上手に書けるようになりたい!」と思った人は、書いた作品を書きっぱなしにするのではなく、ぜひ推敲までしっかりして自分のレベルアップにつなげてくださいね。
〇もっと上手に小説を書けるようになりたい人におすすめの本
最後に、私も持っている小説のハウツー本を紹介します!
どちらも読みやすくてお気に入りです。
気になった方はぜひチェックしてみてくださいね