こんにちは! 瀬名那奈世です。
今回は小説の書き方について。
私は趣味で小説を書いていて、今年で8年目くらいになります。ずっと短編をメインに書いていたのですが、最近長編が書けるようになってきて、自分なりの創作方法が確立されてきました。
せっかくなので、ここで少しずつ紹介していきたいと思います!
◯まずは執筆の流れを知ろう
最初に、私の大まかな執筆の流れを紹介しますね。
1.構想・アイディア出し
2.企画
3.構成
4.執筆
5.推敲
だいたい、こんな感じのステップでやっています。今回は『構想・アイディア出し』の解説をします。
◯【ステップ1】構想・アイディア出し
一言で言えば、妄想の時間です!
こんな雰囲気の作品が書きたいな、こんな登場人物出したいな、こんなセリフがあったら格好いいな……という風に、自分がワクワクする要素を書き出していきます。
正直、いっちゃん(一番)楽しい笑
ここでのポイントは、【使う・使わないを気にしない】こと!
ジャンルやエピソードの取捨選択、登場人物の設定はステップ2の『企画』でやります。なので、この段階では、形やまとまりは気にせずに、自分が今書きたいことに集中します。
書き方も、セリフだけ書いたり、少し文章にしてみたり、色や柄で抽象的に表現したり。不揃いな書き方で問題ありません。私はよく、Gmailの下書き欄に書いてます。スマホでもパソコンでも見れるし、後から遡れるので便利ですよ!
◯『書きたいこと』はこんな時に思いつく
ちなみに、この『妄想』は明確に時間をとってやるものではありません。少なくとも私は、日常生活の中で思いつくことが多いです。だから、持ち物メモの下にセリフが書いてあったり、そもそもメモ自体を取らないこともあったりします。それくらい気軽な『書きたい!』の種でいいんです!
私がよく小説のアイディアを思いつくシュチュエーションを書いておきますね。
◯執筆中の作品の、第一稿の目処が立ってきた時
つまり、今の作品によくも悪くも飽きてきた時です笑
執筆中の作品の色々な事件がひと段落して終わりが見えてくると、よく「次はどんな話がいいかなー?」と妄想します。
だいたい、ジャンルは被らないことが多いです。コメディの次はシリアス、ラブストーリーの後はお仕事物といった具合ですね。
後は、執筆中に思いついたけど、キャラに合わなくて使わなかったセリフとか感情の機微、テーマなど。今作で書けなかった要素を次回作で! となることが多いです。
◯いい小説や映画、漫画、その他コンテンツに出会った時
これは共感してもらえるのではないでしょうかっ!
自分好みの作品に出会うと、この作品みたいに素敵なバディを書きたい、こんなシュチュエーションを自分でも書いてみたい……!! と妄想が膨らみます。
そういう時は正直に、「この作品の〇〇みたいなイメージのキャラが書きたい!」ってメモします笑
ちなみに、私の初BL小説『チョコミントはおあずけ』(同人誌『月の沙漠』収録)の最初の構想は『推しコンビをモデルにBLが書きたい!』でした。ここで懺悔します。あれなんです、ナマモノはそのままやっちゃうと色々怖いから……。
そして全くモデル通りになってません笑
せいぜい自分の中で、作品のイメージカラーとコンビカラーが同じになったくらいです。不思議ですね。
次の作業で色々な妄想をミックスさせていくので、「パクリになっちゃうかも」みたいな心配はしなくていいです。
◯私生活で心を動かされたり、考えたりした時
これは、意識してというか、結果的にっていう感じなんですけど、その時に自分が感じていることや経験したことが作品に反映されることも多いです。
例えば私だったら、
沖縄に行った→海辺の物語が書きたい(『チョコミントはおあずけ』)
孤独感を感じやすい→孤独を抱えた人の話を書きたい(『月の沙漠』)
仕事が辛い→働くってどういうことだろう(『神春伊咲の生業』※公募提出中)
などなど。
テレビ番組で知ったトリビアや、小説以外の本(『宇宙の不思議』みたいなニュアンスの科学本とか)で学んだ知識を、いつか小説で使いたいなーとメモしておくこともあります!
◯今回のまとめ
というわけで、今回は『構想・アイディア出し』を解説してみました。正直、創作する人なら当たり前にやっていることかもしれないですが……参考になれば嬉しいです!
次回は『企画』についてまとめていきたいと思います。
楽しみにしていてくださいね!