月も魚も遠いけど。

ブロマンス・BL小説をメインに執筆する瀬名那奈世が創作や生活について語ります。

牛乳パック半分の違いも許されない世界

こんにちは! 瀬名那奈世です。

今日は雑感の日です。

 

 

『皆同じ』が当たり前の世の中、私はすごく、すごーくしんどいなって思うんですが、皆さんはどうですか?

 

 

というのも、この前職場(教育現場です)で、牛乳パックを使って教材製作をしたのですが、作り方を間違えてしまって。

 

 

私の作った教材が、牛乳パック半分だけ、他の人の作った物より長さが短くなってしまったんです。

 

 

けっこう面倒な作業だしやる時間もないしで、リーダーの先生に「ここ短いよ」って言われた時に、思わず「このままじゃダメですか……??」って言っちゃいました笑

 

 

「半分付け足した方が見た目がいいからやってほしい」って言われて、結局少し持ち帰りでやることに。

 

 

確かに、牛乳パック半分を付け足した方が見た目はいいんです。でも別に、今のままでも十分教材としては使えるんだから、短くてもいいじゃん……と正直思ってしまいました。

 

 

まあそもそも、間違えた私が悪いんですけどね(反省)。

 

 

でもこれって、『教材として使えるか』ではなく『全部同じかどうか』が観点なんですよ。

 

 

教育現場ってそんなことばっかりです。

 

 

ペンの色、文字の大きさ、表記の揺れ、靴下の色、髪型、キーホルダー、袋の模様……全部全部、『同じ』じゃなきゃダメなんです。

 

 

なぜかっていうと、色々言ってくる人がいるから。後々文句を言われないように、細かいところまで揃えざるを得ないんです。

 

 

でも冷静に考えれば、複数の人が手作業でやっているのだから、全て同じになんてできるわけがないですよね。

 

 

何十人、何百人と子どもがいる中では、何か一つ物を用意するにも、『全て同じ』はそれだけで大変です。

 

 

そういう、当たり前に存在するはずの不揃いが『ないもの』になっている社会が、私は嫌なんですよね。

 

 

日本だけなんですかね?

 

 

それを確かめるために、一度海外で暮らしてみたいなー、なんて思う日もあります。

 

 

イタリアとかスペインとかが憧れです!

 

 

温かくておおらかな国で、のんびり暮らしたいものです。